ムクの床材と塗装剤
andrea記
床が貼り上がりましたが、塗装がかわくのにずいぶん時間がかかってしまった。
床材は、ムクのカラ松材。厚さは15mm。既製品の床材は、芯の部分が合板で、表面の1〜2mmが本物の木(薄いムク材)が貼ってあり、しかも塗装まで床材の工場で完成して現場に運び込まれる。これが、なんとも、変に美しすぎてよそよそしい。ソックスをはいていると、すべって悪い時はマタサキになってしまう。表面に傷をつけると芯のベニヤが見えて、興ざめなものなんです。
そこで、事務所はムク材の採用となったのですが、ムク材にもいろいろあって、サンプルを時間をかけてにらめっこしていると、飽きてしまうものも有ります。貼ったら、貼り替えなんてあり得ない床としては、長く愛着の有るものにしたいのは人情。そこで、床暖房可能のタイプを選択しました(床暖房の予定など無いのに、この材木が見飽きなかった。長くつきあえそうな気がした、、、。)
床をまっすぐ見下げて撮影したので、上下感が無くなっていますが、マズ、節が有る事に驚かれたと思います。ナラ材とかクリなどなら節の無いものも有りますが、「自然素材の住宅」を目指している私たちの事務所では、ムク材は、節があって当然、それも『美』の内と考えているので、カラ松材の採用になりました。
また、表面の塗装は、材木の繊維や導管(土から吸収した水や養分の通り道の微細な管)を塗り込めて材木の呼吸を窒息させてしまわない塗料をつかいました。結果的に、テカテカ光った塗装面でなく、つや消し感のある、スベリにくい表面に仕上がりました。既製品の床材とはまったく反対の性格です。
カラ松君も事務所の床になっても、静かに息をしながら、われわれと長くつきあってネ!
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