« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月30日 (金)

ムクの床材と塗装剤

andrea記
床が貼り上がりましたが、塗装がかわくのにずいぶん時間がかかってしまった。
床材は、ムクのカラ松材。厚さは15mm。既製品の床材は、芯の部分が合板で、表面の1〜2mmが本物の木(薄いムク材)が貼ってあり、しかも塗装まで床材の工場で完成して現場に運び込まれる。これが、なんとも、変に美しすぎてよそよそしい。ソックスをはいていると、すべって悪い時はマタサキになってしまう。表面に傷をつけると芯のベニヤが見えて、興ざめなものなんです。

そこで、事務所はムク材の採用となったのですが、ムク材にもいろいろあって、サンプルを時間をかけてにらめっこしていると、飽きてしまうものも有ります。貼ったら、貼り替えなんてあり得ない床としては、長く愛着の有るものにしたいのは人情。そこで、床暖房可能のタイプを選択しました(床暖房の予定など無いのに、この材木が見飽きなかった。長くつきあえそうな気がした、、、。)Dsc_0001
床をまっすぐ見下げて撮影したので、上下感が無くなっていますが、マズ、節が有る事に驚かれたと思います。ナラ材とかクリなどなら節の無いものも有りますが、「自然素材の住宅」を目指している私たちの事務所では、ムク材は、節があって当然、それも『美』の内と考えているので、カラ松材の採用になりました。
また、表面の塗装は、材木の繊維や導管(土から吸収した水や養分の通り道の微細な管)を塗り込めて材木の呼吸を窒息させてしまわない塗料をつかいました。結果的に、テカテカ光った塗装面でなく、つや消し感のある、スベリにくい表面に仕上がりました。既製品の床材とはまったく反対の性格です。
カラ松君も事務所の床になっても、静かに息をしながら、われわれと長くつきあってネ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年11月29日 (木)

外壁の「そとんかべ」

andrea記
住宅の外壁は一般的に、モルタルリシンという仕上げが多く行われているようです。
現在竣工に向けて工事が佳境を迎えている横浜の富岡西の住宅は、鹿児島の桜島から噴出したシラスという土を原料にした外壁材を使っています。表面の仕上げ法はいくつか有って、仕上げの種類によっては肌がすれただけでスリキズを作ってしまう可能性が有るほど堅牢で硬質な印象です。火山灰という印象のあるシラスの土からこんな丈夫な外壁材が出来るなんてチョット不思議な感じがします。
Dsc_0004
この住宅では、カキ落とし仕上げで、写真で表面のテクスチャーがお分かりいただけると思います。わずかに、横方向にクシ目の跡が有ります。
そとんかべについては、メーカー株式会社 高千穂のホームページ
http://www.takachiho-lifenics.com/index2.html
をご覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月26日 (月)

見学会目指して、工事が急ピッチ

andrea記
来月12月末に行われる予定の住宅の工事が、佳境を迎えています。

Dsc_0031
三日月の右側は(小上がりの)和室で、掘りこたつが有ります。
薄いブルーに見える壁はシック塗りの壁になります。
天井は、ムクの檜板張り。
この住宅には、中二階にもう一つ和室が有ります。
Dsc_0036
写真中央は仏壇置場。
左は、図書室に通じる塗り回しの引きふすま。
建具は長方形で、図書室側からは普通の建具に見えます。
薄いブルーの壁は、漆喰が塗られ、床は本畳が敷き込まれます。
この住宅の完成見学会については
http://homepage3.nifty.com/territo/happen-frameset.html
をご覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月19日 (月)

ペンダントの取付け

andrea記
打合せテーブルの上部に、ペンダントを付けました。
事前の計画では(設計では)取り付け位置が決まっていたのですが、なんとすぐそばに非常用照明が!!
ペンダントのアーム部分がぶつかってしまいます。
そこで、設計の微調整。微調整。セッセ!セッセ!
打合せテーブルを調整して、非常用照明とのバッテイングを回避しました。
奥の天井に見えるのが、魔除けの鬼瓦です。鬼瓦の生産で有名な群馬の藤岡で焼いてもらったものだそうです。
Dsc_0001
(友人の結婚の引き出物で、奥さんの出身地が群馬の藤岡だからです。ちなみに栃木にも藤岡があって、地理が苦手な私としては、ひとしきりバカにされた思い出の品です)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月14日 (水)

梁型をこわすと中からダクトが

マンションと一戸建て住宅の違いは、なんと言っても梁型の有る無しでしょう。
ワンルームマンションと言えば、大きな梁型が付きもので、こんなものいらないのに、、と壊してみると中にはキッチンコーナーの排気ダクトが入っていました。(9月20日の状況を見てください。両側の梁型の大きなものの中にダクトがありました)
これはけっこうメカニカルでちゃんと出来ているので、そのまま残して、吊りバンドも含めて、天井のコンクリートスラブと一緒に白く塗りました。
白くなったダクトと壁の間の空間に照明器具を埋込んで、間接照明の出来上がり。
この間接照明は器具も配線コードも見えないので、みんなに不思議がられています。
Dsc_0612
部屋全体の照明は、この間接照明2カ所でOKです。
収納の作り付け本棚はダクトの直下までで、大型本が入る棚を含めて6段確保できました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月13日 (火)

スケルトンの天井が出来た

andrea記
天井のプラスターボードを剥がした状況は既に見た通りですが、この天井の中身がたいへんキタナイ。
配線がやりっぱなし。天井のコンクリートスラブなんかは、型枠はずしっぱなし、そのまんま(東?)。
非常用のスピーカーと熱感知器。これは外すわけにいかないので、そのまんま設置です。いつか色でもぬってやろうか?とにかくキタナイ。ヤニ焼けもしゃくにさわるし。こういうものは「デザインセンス」なんて無しでやってるんですね。
Dsc_0613
そこで、配線の整理と、モールで交通整理です。分電盤から部屋に配線が入ってくる部分は、コードが集中してどうにもならない。電気屋さんに接続ボックスを付けてもらって何とかなったけど、接続ボックス自体が色気がありません。ウ〜〜ン!と考えた末、友人の結婚式でもらった魔除けの鬼瓦を思い出して付けてみた。寸法的にはグッド。絶対に落ちないようにチャント固定してあります。
Dsc_0614

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月 2日 (金)

床の下地組立てとコンセント増設

andrea記
床をカラ松のフローリングにするので、それをビス止めする木組みを組み立てます。
この上に合板を敷いてその上にフローリングを止めます。当然木組みの間は空洞になりますが、断熱材を敷いて、防音と断熱効果を期待します。
今度の事務所では、部屋の中央に大きな杉材のテーブルを置いて、それを取り囲むように作業します。そうすると、電源はどこから取るかが大問題。
そこで、事前に壁の既存コンセントから分岐して部屋の中央の床にコンセントと電話の取出し口を設置します。
と、思ってたら、大工さん、ど!ド!ど!うして、こんな事が出来るの?
大工さん「下からケーブル突っ込んでコンセントプレートまで引っぱり上げたのさ。壁を傷つけないで電源分岐完了」
スゴイ!
そんな訳で電話線の分岐も壁を傷つけずに、部屋の中央へ移動。

マンションの改修は、多能な大工さんとのコラボが絶対条件ですね。要するに意思疎通と技能の「接点」が工事がうまく行くポイントです。
Dsc_0012

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月 1日 (木)

事務所の天井内部、御開陳

andrea記
天井を剥がしました。きれいに出来てたものをコワスのって、罪悪感ありありです。
天井のビニールクロスの下(中)はプラスターボードで、そのボードを支えているのが軽量鉄骨の骨組み。これは、業界用語で木造の場合も共通で野縁(のぶち)と呼びます。マンション建築では、簡単、早い施工が可能なので軽鉄野縁が一般的です。
天井のふところ内部は、配線コードの巣窟状態で、キタナイです。
さてどのように整理するか?写真の真ん中にぶら下がっているのは、全館放送用のスピーカーと思われます。配線は隣の部屋から来て、さらに奥の部屋に並列配線で続いているので、切ってはいけないでしょう。しかし汚いなァ!いつか色を付けてやろう。

写真上部の中央あたりの白い物体は熱感知器でこれも外せない。
写真で写っていませんが、非常用照明もありますが、そっと外して別の場所に置いてあります。

工事中の現場は、どんなに工夫して写真をとっても、美しくないもの。おそまつさまでした!

ア! 照明器具もお粗末な蛍光灯なので撤去、廃棄でしたが、マンションから搬出中に住人に声をかけられて、そのお宅ではセード(アクリルのカバー部分)が割れてメーカーに電話したが、もうこのタイプは生産していないと言われてあきらめていたのに、当方が廃棄という訳で、神様の贈り物、棚からボタ持ちで引き取らせてくださいとの申し出がありました。捨てる神あれば、拾う神あり。ですな。蛍光灯君の第二の人生に幸アレ!

Dsc_0032

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »