2009年7月 9日 (木)

薬師寺西塔(新塔)と東塔(旧塔)の比較

andrea記

さて薬師寺西塔(新塔)と東塔(旧塔)のプロポーションや

デザインを比較してみよう

まず西塔の写真
P1010926


片や,東塔です 右側に金堂が写っています

P1010921

西の新塔は一層目の裳階[もこし]部分が東旧塔より

階高が高くなっているのがわかります

間延びしていて、横架材が一本多いです
(暗くて分かりにくいけれど)

三層目の裳階[もこし]も階高がいくぶん伸びている
(横架材の相互間隔は広いのが分かる)

基壇部、石造りの基礎部分も新塔は高くなっている

結果的に新塔は背が高くなってます。

7月3日の遠景写真でも高さの差が確認できます。


あるところで,新塔の最上階屋根の傾きについて、数百年の

うちに屋根が垂れ下がって,旧塔のようになるという記事を

読みましたが、確かに,横に組まれた木組み構造は材の相互めり込みで

長い時間には、旧塔のポロポーションに近づいてくるでしょう。

しかし、塔の中心軸と先端の相輪[そうりん]や

水煙は、そんなに縮まないはずです。(材の軸方向の短縮は

横材の場合より少ない)

基壇(石の基礎)は、時間が経っても低くなりません。

時間によるプロポーションの洗練化は、あったにしても

高さ方向の「そそりたち感」や、「威圧感」は変化しないでしょう。


それにしても、旧塔の各階は出入り口が1組だけなのに

新塔は柱間(柱と柱に囲まれた部分)すべてに開口部とは、

うるさいことはなはだしい。ほんとうにうるさい


見比べれば,旧塔の柱間のしっくい壁のストイックな美しさが

よけいに引き立ってきます。

(この壁は,かつては新塔のような連子窓が有ったのですが

度重なる修復で無くなり、今のようになった)

特に,一層目の細い木組みで分割されたしっくい壁の

モンドリアン的壁のう、つ、く、し、さ!

なにもないのが、うつくしいなんて!!


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2009年7月 4日 (土)

薬師寺西の塔(新塔)と法隆寺五重塔を比べてみた

andrea記
薬師寺の西の塔のプロポーションが変だ

最上階の屋根勾配がユルすぎる

東の古い塔の勾配のキツさに比べるときわだって

ウスッペラな板に見える

と、前回書きましたが 法隆寺の五重塔の最上階の屋根と

比較してみます。

この写真は、法隆寺から中宮寺へ移動する時に

見返りついでに撮ったもの。最上階の屋根にご注目

P1010834

ね! 最上階の屋根.結構勾配がありますよね。

ちなみに法隆寺五重塔は建てられて1300年ほど経ってます。

しかも,最下階だけに薬師寺の塔のように裳階[もこし]がありますよ

ちっちゃな女の子の腰の辺ではいたスカートみたいでかわいいです
(インターネットで画像検索してみてください)

じゃあ,次回は,薬師寺の西の塔(新塔)に接近して見て

もっとあらさがし、やります

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2009年7月 3日 (金)

奈良薬師寺の(新)三重塔 なんだか変だぞ

andrea記
奈良の薬師寺には、有名な三重塔があって、関東地方の

生徒は必ず修学旅行で訪れて,高田好胤管主のお話をききましたね。

その三重塔は西の塔が失われていましたが,近年

復元(?再建かな?)されました。写経を勧めて浄財を集める

資金集めの嚆矢となったものでした。

私の父もやった。

それで,再建された西の塔を初めて見てきました。

「てけっつ売り場」の前で撮った写真がこれ

P1010917

西の塔(左側),なんだか変だぞ

最上階の屋根瓦が、この距離からだと見えなくなってる

カッパのあたまの皿みたいだ(カッパを見た事ないけど)

しかも最上階(三層目)の裳階[もこし]と言われる

小さい屋根がしぼり過ぎだ。

手羽先の甘辛揚げを思い出しちゃった

ドイツ人建築家のブルーノ・タウトが「凍れる音楽」と

言ったけど、新塔の設計者、やりすぎだよ


じつにへんな、プロポーションだなァ!気に入らん

そんなわけで、境内に入ってからは、東西をいじわるに

見比べてしまった

(で、その検討結果は,次回詳しく書きます)

ダメ押しに、薬師寺から遠くはなれて見比べた写真


P1010960

左が新塔(西の塔)、右が前からあった塔(東の塔)です

東の塔とくらべると、西の塔は新しいから気に入らないという

好古趣味でなく、明らかにプロポーションが、きたない、

最上階の屋根は、勾配がきつく、ボリューム感があるのが

本来の姿ですよ。

つづく

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2009年7月 1日 (水)

奈良は続きますが、段差の家の今の報告です

andrea記

奈良の話はさらに続く予定ですが、段差の家。

着々進行中です。7月中に完了検査を受けるべく

書類つくりに追われる毎日です。

息抜きに奈良の報告をやってます。

段差の敷地に建つ家。外壁の吹き付け仕上が完了したら

予想以上に発色が「良い」 満足です

Busujimagaikan

アースカラーは、近年比較的受け入れられる色になってきました

数年前、鴨宮(東海道線の小田原の一つ東京寄りの駅)の駅前で

オフィスビルの内装をやった事があります。

オフィスの窓からは,駅に到着、出発する東海道線の電車が

眺められます。(電車好きのandreaには、たまらない風景)

そこで、オフィスのインテリアに、この住宅よりも赤みの

強い色を壁面に、部屋のドアは緑色で木目が浮き出るように

塗料の拭き取り仕上にしました。

簡単にいうと、オレンジと木目のグリーンのインテリアです。


社長さん、それを見て「なんだこりゃ! 気が狂うぞ!」

私。すかさず「東海道線のカラーコンビネーションですから

大丈夫です」

「ア、そうか」でGO-サインとなりました。めでたしめでたし。


段差の住宅。足場がはずれたら、また報告します

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2009年6月29日 (月)

こんどは法隆寺の通用口に着目

andrea記
飽きずに奈良は法隆寺です。

でも、正道を行かないことがモットーのandreaとしては

法隆寺の通用口に眼がいってしまいます。

人がくぐれるくらいの通用口の赤マル部分に

着目してください

P10100

お坊さんが,遅くなって帰ってきます(理由は分かりません)

当然通用口は閉まっています。

そこで,お供の小坊主さんに言います。

開けなさい。

小坊主さん、ふところからなにやらあやしげな

格好をした棒を取出した!カクカクと曲がった

怪しげな棒です。

そこで,いきなり通用口の穴に突っ込んだと思ったら

(ここで,視点は法隆寺境内に切り替わる)

P1

穴から突っ込まれた鉄棒はカタカタ回されたと見たら

落とし掛けの窪みにかかって、アッ、引き上げられた

するとギギギ〜〜と通用口が開いて二人は境内へ

木の擦れかたを見ると、だいぶ使われていますな!

奈良時代の「鍵」でありました


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2009年6月26日 (金)

奈良東大寺の大仏さんの覗き窓

andrea記
奈良は東大寺の大仏殿(大仏さんのご自宅)は、

天平時代の創建時からから現在見られるものまで

2回建て替えられています。(現在3代目)

現在のお住まいは,江戸時代に建てられたもの。
P1020016
いかにも江戸時代の兜型屋根です。

で、天平創建時はこんな風だったようです

P1020033
江戸時代の建物が、巾に比べて高さがあるのにたいし、

たおやかに広がりのあるプロポーション。

現在(江戸時代建築)の大仏殿より美しいです。

棟のヨコ巾が長めで,唐招提寺に近いプロポーションを感じます。

そこで、現代の大仏殿のエントランスにアップで寄ってみると

P1020018

入り口の上部(兜屋根のすぐ下)に

開口部が4個と扉が4枚あります.何だろ?

じつは、大仏さんがに閉じ込められてしまったら

退屈だろうというわけで、覗き窓になっているんです。

天平大仏殿はともう一度見ると,大仏さんは

建物に包み込まれてしまっている

模型を見ればよく分かります
(だから美しいプロポーションなんでしょう)

P1020038

ほら。かわいいでしょ。

ひょっとすると、大仏さんに平城京を見守ってもらうための

覗き窓かも知れませんね

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2009年6月24日 (水)

平城遷都1300協賛のシンボルマーク

andrea記
阿修羅君も不在の奈良興福寺のすぐとなりは

奈良猿沢の池 

そのそばの自販機

コカ・コーラウエストさんは遷都(かマント君か)1300年

記念事業を応援しているそうですが、炎天下でも

冷たいコーラは飲みませんでした。

暑い時こそ熱いお茶デスよ。

ところでこのシンボルマーク。いいですね!

いいデザインだ!

「人間」の無限万能感をいさめるお釈迦様の,

雲の上に突き出た御手を思い出します。

P1020105

アアあたまにはまった輪がキツくなってきた

孫悟空になったワタクシ。

あの棒はなんて言ったっけ?

ア!如意金箍棒(にょいきんそうぼう)だッ。思い出したぞ。

あの雲はなんてったけ?觔斗雲、きんとうんだ!

なんて思いにひたってたら、小銭を持った修学旅行生に

「じゃま!オジサン」という眼で見られてしまいました。

暑い,湿度の高い奈良の一日でした

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2009年6月19日 (金)

キャァ〜知らなかった 大阪出張編

andrea記
17日終日大阪出張でした。暑かった〜〜。

30度だそうです。

ところで、自治体は条例で独自の基準を設ける

ことができるので、遠距離飛んだ時は,郷に入らば

郷に従うのは当然です。

こちらでは、普通と思ってた事が

大阪では「犯罪」だってことを発見しました。

アブナい,アブナい。

JR駅で見かけたポスターです。よく読んでみると後半の部分です

Img_2867

暑くなってきたので,薄着の女の子になんとなく眼を奪われた

としましょう(触ってません)。

そこで,くだんの女の子「羞恥をかんじたワァ〜〜」と

大声出したら,こっちが,捕まるっていうわけでんねん。

大阪では、触んなくても「衣服で覆われている人の身体」を

「見」て、女の子が羞恥や不安を感じたらお縄です。

視線違反でタイホ〜〜です

知らなかった、アブナ〜〜

今度から色の濃いサングラスしよっかな

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2009年6月16日 (火)

大阪出張シリーズ 天神橋商店街の刀剣屋さん

andrea記
また,大阪ネタでんねん。

出張のたんびに大阪色に染まってくandreaです

天満の繁昌亭に寄った帰り,(繁昌亭って大阪の上方落語の

常打ち小屋です)天神橋商店街を歩いていたら,営業中か

休みなのか分からないけど,刀剣屋さんを発見。

なんで興味を引かれたかって,のれんの絵でんねん。

先端が太くなったサヤの中身の白刃は、この分じゃ竹みつか?

Img_2538

真剣なんて売ってなさそうなのれんだけど、この図抜けた汚れ具合

藍染めのヤレ具合がすごくいい。しみ込んだ油で重くなってそう。

ほんとはすごい刀置いてるかも。

よく分からない感じ、メッチャすっきでんねん。

京都で住宅やった時は京都ことばにはまってたけど、

大阪図像学はまってます。


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2009年6月12日 (金)

段差のある敷地に建つ住宅

andrea記
現在府中で進行中の住宅。

段差の敷地にまたがるように建つ住宅です。

7月中の竣工(7月いっぱいではない)を目指して

みんな、眼が吊り上がってきています。期日絶対厳守。

この住宅は,駐車場所で雨にぬれずに玄関ポーチと車を移動

できるように庇がとても大きい!

Img_2487

そこで,庇にトップライトが付いてます。

玄関は,玄関ドアがぬれないように,鍵を締めたり開けたりで

濡れないように庇が大きくなりやすいのですが、暗くなる。

この住宅のポーチは、すごく明るくなるはずです。

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